10月の誕生石 オパール
オパールは和名を蛋白石と言い、二酸化ケイ素(シリカ)と10%程度の水からできてい
ます。
光のあて方によって、まったく違う色合いに輝く「遊色効果」のある石は特に人気が高
く、「虹色石」と呼ばれています。
オパールの産地は、世界の生産量の約75%を占めるオーストラリアと、約20%を占めるメ
キシコが二大産地として有名です。
しかし、その生成環境はまったく異なり、同じオパールでもそれぞれに個性のあるもの
が産出されています。
オーストラリア産のほとんどは、白亜紀にあった海が後退し、砂漠化した後の堆積物に
含まれる珪酸からできたと考えられていますが、このように形成されたオパールはオー
ストラリア以外にはほとんどありません。
オーストラリアでは、オパールは国石に定められており、非常に細かく分類されていま
す。
代表的なものは色による区分で、乳白色から半透明なものまであるホワイト・オパール
、茶色の鉄鉱石に色層が密着しているボルダー・オパール、黒色をベースにした貴重な
ブラック・オパールの三種類があります。
これ以外にも産地の区分や遊色効果によってもピンクファイヤー、ハーレクインなどさ
まざまな区分があり、付加価値が認められています。
一方のメキシコ産は、火山の流紋岩の溶岩から溶け出した熱水に含まれる珪酸からでき
たと考えられており、不純物が少ないため、オーストラリア産に比べ、クリアーなもの
が多いのが特徴です。
メキシコ産は、その火山を思わせる赤から金色の透明なオパールが人気で、これらをフ
ァイヤーオパールと呼んでいます。また、地色が無色透明なものをウォーターオパール
(またはクリスタルオパール)と呼び、これは特に赤や黄色などの遊色があるものが好
まれています。
オパールは同じ宝石でも、産地によっても、地色によっても、光の加減によっても、様
々な表情を見せてくれる宝石です。
まったく同じ石は存在しないと言われるオパール。
自分の気に入った世界にたった一つの石とめぐり合えた時、きっと一生のパートナーに
なってくれるのではないでしょうか。